「自分たちが生活する環境は自分たちで豊かにする」ITAMI GREENJAM主催者が語るフェスと街の関係(FJPodcast 9月21日配信回)

フェスに特化したポッドキャスト番組『Festival Junkie Podcast』(MC:津田昌太朗)の9月21日配信回では、関西最大級の無料野外フェス「ITAMI GREENJAM」の主催者である大原智さんが登場。今年の開催が中止となった代わりに、9月27日(日)に「ITAMI CITY JAM」という街中での小規模開催に切替えて開催を決意した背景とは?

フェスというより「自治会祭り」

津田:「ITAMI GREENJAM」というのは、兵庫県で開催される関西最大級の無料ローカルフェスと銘打たれています。

大原:ざっくり言うと、このフェスの作り手の95%くらいは業界とか全然関係のない一般市民の方々で、その力で万人のイベントをやっているという意味では、「巨大な自治会祭り」みたいな。

津田:僕が参加したときも、子どもたちのダンスを披露する場があったり、地元の飲食店が出ていたり、地域ののバザーみたいなイメージを受けました。

大原:ほんとそう!

津田:そんな感じなのに2万人が来場すると。「本当にそんなに人がきてるの?」とか「どういう仕組みなの?」っていうのを僕も最近よく聞かれるくらい、全国からも注目度が高いというか。

大原:ありがたいですけど、プレッシャーですね(笑)

津田:そんな「ITAMI GREENJAM」が今年は中止になって、その代わりに「ITAMI CITY JAM」というものを開催すると。

大原:先ほど言ったように「ITAMI GREENJAM」はローカルフェスと言いながら「自治会祭り」なんで、さっき言ったダンスもそうだし、ボランティアスタッフもそうだし。

津田:小学生が新聞を作っていたり。

大原:そうそう!そういうのもひっくるめて、市民の人たちの表現の場が95%を占めているんです。コロナ禍において、そういう表現の場は後回しにせざるを得ない中で、地域の中ではプロ・アマ関係なく、いろんな表現者が生活しているわけで。表現したいという人がいるんであれば、そういう人たちと地域が連携して、ある種の本当の意味でのローカルフェスができるんじゃないかと…[続]

【番組情報】
番組名:Festival Junkie Podcast
配信日時:毎週土曜配信
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