Festival Life編集部が徹底解説&おすすめをセレクトするフェスアイテムシリーズ。今回は「マイボトル」編ということで、キャンプフェスはもちろん、都市型フェスでも持っていくと重宝するマイボトルについて解説します。
フェスにマイボトルって必要?
暑い時期に開催されることが多く、移動も多いフェスでは水分摂取は欠かせません。いつでも水分摂取ができるようにマイボトルを持ち歩くのと熱中症対策になります。また、飲食ブースで飲み物を注文する際にマイボトルを差し出せば、その中に入れてくれるお店も少なくありません。プラスチックカップなどのごみの削減にもなり、持ち歩くこと自体が環境面や経済面でもメリットが大きいです。今回の記事では、マイボトルの種類、マイボトル選びのポイントを紹介してから、フェスにおすすめの10アイテムをセレクトします。
マイボトルの種類は大きく2つ
①ステンレスタイプ
ステンレス素材でできたボトルは、真空断熱構造の物も多く、保温保冷性能に優れ、長く飲み物の温度を適温にキープしてくれます。また、耐久性も高く、誤って落としてしまったり、ぶつけてしまったりしても、多少凹むことはあっても、そう簡単に壊れることはありません。ただ、重量があるので、持ち運びのしやすさは他の素材よりは劣ります。
メリット:保温性、耐久性
デメリット:重さ
おすすめのシーンやフェス
真夏のフェスで冷たいものを長時間キープしたいときや、逆に真冬のフェスで温かいものをいつまでも温かくしておきたいときにおすすめ。寒暖差の激しいキャンプインフェスでも。
②プラスチックタイプ
プラスチックタイプのボトルはとにかく軽量で持ち運びやすさが特徴。割れる心配も少なくとても扱いやすいのがポイント。また、ステンレスと違い基本的にはどんな飲み物でも中に入れられることもできるので、大人から子どもまで使えます。
メリット:軽さ
デメリット:保温性
子どもも安心して使えるので、キッズ向けのフェスや、移動距離が多いフェスでとにかく身軽に動きたいと思っている人におすすめ。
マイボトル選びのポイント
①見た目
ステンレス、プラスチックどちらの素材もカラーバリエーションやデザインが豊富で好みの色やイラストが描かれたものがあります。スタイリッシュなデザインやフェス会場でも目立つ派手なものなどもあるので、ウェブや店頭で比較してみてください。
②機能
保温・保冷性能はメーカーによってさまざま。キャンプインや日帰りフェスなど、持ち歩き時間によってセレクトするのがよいです。飲み口が大きいものは、粉末を入れやすかったり掃除がしやすく、スタンダードな飲み口が広がっていないものは単純に飲みやすい構造になっています。また蓋がコップになるものや、ストローがついている物もあるので、入れるドリンクや用途にあったものをチョイス!
③サイズ
人間の体には1日に1.5〜2Lの水分補給が必要とされています。ただ、2Lの水分を持ち歩くのはちょっと大変。移動のしやすさ、持ち歩きの時間などを考えて、快適に持ち運びできる容量のものを選びましょう。バックパックに入れて持ち運ぶのなら、1L以上の容量の多いアイテムを選ぶことも可能。手ぶらで身軽に移動したいのであれば容量の少ない軽いボトルを選びましょう。
1.「ハイドロフラスク」ハイドレーション 20oz ワイドマウス (591ml)
ハワイで人気に火がついた全米人気No.1のボトルブランド、ハイドロフラスク。カラーバリエーションや種類・サイズが豊富で用途やシーンに応じたタイプが見つかります。また保冷力に優れていて、一年中冷たい飲み物が好まれるハワイでも人気。保冷は24時間、保温は6時間もキープができ、広口のボトルタイプで飲みやすくなっています。
編集部おすすめポイント:
カラーバリエーションとアクセサリーが豊富で自分好みのカラーリングでカスタムできるのも特徴です。
2.「象印(ZOJIRUSHI) 」TUFFステンレスマグ SM-GA60 (600ml)
象のロゴが目印の象印マホービンは1918年に創業した、老舗のガラスマホービンの会社。フジロックではグリーンステージの横に給茶ブースを出していたこともあり、フジロッカーには馴染みの深いブランド。この商品は、「せん」と「パッキン」が一つになったシームレス栓を搭載していて、洗いにくさを解消したお手入れが簡単です。
編集部おすすめポイント:
保温・保冷力も高く、フェス使用はもちろん、普段使いでも活躍します。
3.「クリーンカンティーン」クラシックインスレート ナロー 12oz(350ml)
クリーンカンティーンはカリフォルニアで誕生した、環境への配慮を一番に考えているエコクリーンなボトルブランド。リサイクルされた鋼材を用いて商品が作られていたり、自然環境の保護に取り組んでいます。真空断熱構造で保温・保冷に優れたボトルは、細身の形状でキャップにループがついており、持ち運びがしやすくなっています。
編集部おすすめポイント:
ボディに高耐久な独自のパウダーコーティングが施してあり、人にも環境にも優しい頑丈な設計が高ポイント。
4.「サーモス」山専用ステンレスボトル500ml FFX-501(500ml)
誕生から100年以上続く、世界で愛されているドイツの魔法びんからはじまったブランドのサーモス。日常からアウトドア、毎日のおいしい温度を届けてくれる、歴史あるブランド。山での厳しい環境でも温かい温度をキープできるようにと、登山のために開発されたステンレス製のボトルの保温力と耐久性は抜群。蓋はコップにもなるので飲みやすく、しっかりと握れるように本体と蓋には滑り止めがついていて持ちやすくなっています。
編集部おすすめポイント:
コップになる蓋と約280gという軽量さはフェスでは非常に重宝します。
5.「スタンレー」クラシック真空ボトル 1L(1000ml)
クラシックなデザインで無骨でタフな作りが魅力のスタンレーはアメリカで100年も続く老舗の真空スチールボトルブランド。アウトドアな雰囲気がキャンパーから絶大な指示を得ており、世代を超えて愛されています。高い耐久性をもち、スタンレーを代表するグリップ付きのボトル。ステンレス素材に渋みのあるハンマートーン加工を施しデザイン性にも優れ、保温・保冷力も兼揃えています。
編集部おすすめポイント:
飲み口が広く蓋がコップがわりになるので使い勝手も◎。
6.「コールマン」ダブルステンレスボトル590 (590ml)
コールマンといえば、テントやランタンが有名ですが、商品展開は幅広く、アウトドアに関するものならなんでも揃います。そんなコールマンのステンレス真空ボトルは手頃な価格帯で持ち運びにも便利。最大の特徴はパーツが少なく、お手入れが簡単です。
編集部おすすめポイント:
蓋は大きめのハンドルでシリコンゴムを使っているため、子どもでも開け閉め簡単。
7.「ジャックウルフスキン」KOLIMA 0.5(500ml)
ドイツのフランクフルトで誕生したサスティナブルなモノ作りで質実剛健さと機能性、デザイン性豊なアウトドアブランドのジャックウルフスキン。ヨーロッパのアウトドアズマンから絶大な指示を受けており、狼の足跡がどこか可愛いロゴマークが目印です。2重層バキューム製法という構造で、保温・保冷の断熱性能も抜群です。
編集部おすすめポイント:
スクリューキャップの注ぎ口で、カップが二つ付いており、普段使いにも便利。
8.「ナルゲン」トライタンボトル (500ml)
ナルゲンは元々、化学の研究室用に開発されたプラスチック製品の企業で、研究員たちがハイキングや旅行に持ち出したことをきっかけに、アウトドアやデイリーユースできるアイテムを展開し、その気密性の高さや素材の信頼度から世界で愛されるようになりました。独自のキャップシステムで高い気密性を誇り、絶対に漏れのない軽くて丈夫なボトルがナルゲンの魅力。ボトル本体の耐熱耐冷温度は100度〜−20度までとなっています。
編集部おすすめポイント:
熱湯も入れられて凍らせることもできる丈夫な設計なので夏フェスでは凍らせた飲み物、冬フェスは暖かい飲み物を入れられます。
9.「リバーズ」スタウトエア550 (550ml)
リバーズは「ドリンクウェア」にフォーカスしたプロダクトを展開する日本のブランドでアウトドアアクティビティに向けた製品を初め普段使いに欠かせないベーシックなアイテムを展開しています。頑丈な作りが魅力のリバーズのプラスチックボトルはアウトドアの様々なシーンに向けて作られており、軽くて丈夫な上に、BPAフリーのトライタン樹脂を使用しているため環境にも配慮された安全なエコボトルです。
編集部おすすめポイント:
シリコンストラップがついた蓋は持ち運びにも便利。
10.「象印(ZOJIRUSHI)」 ステンレスクールボトル シームレス 1.0L(1000ml)
象印のステンレスクールボトルはいつでもどこでも飲みやすいダイレクトに飲み口がついた保冷専用のスポーツタイプ。内面には通常の2倍のフッ素コートが施されており、スポーツドリンクなどの塩分によるサビにも強くできています。
編集部おすすめポイント:
もともと子どもでも飲みやすい形ですが、より小さい子ども用のストロー付きタイプもあるので、子ども連れのフェスでも重宝します。
Text:市ノ瀬亮
Text/Select:市ノ瀬亮
某アウトドアブランドの広報宣伝部に約10年間在籍したのち、2023年よりFestival Lifeにジョイン。アウトドア・キャンプフェス全般が得意分野だが、推しはクリトリック・リス。
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