【THE WORLD FESTIVAL GUIDE特別企画】コムアイ(水曜日のカンパネラ)が語る海外フェスの魅力とは?

現在発売中の「THE WORLD FESTIVAL GUIDE世界の海外フェス完全ガイド」(いろは出版)に掲載されているコムアイ(水曜日のカンパネラ)のインタビューの一部を限定公開!数多くの海外フェスに出演し、プライベートでもよく遊びに行くというコムアイが語る海外フェスの魅力とは?

INTERVIEW:コムアイ(水曜日のカンパネラ)

©Mariko Kurose
─初めて海外フェスに出演したのはいつですか?

アメリカで開催された「サウス・バイ・サウス・ウエスト」が初海外フェス。色んな場所で、ライブができて楽しかったです。そこで話題になったのが、香港の「クロッケンフラップ」に繋がっていって。海外フェスには他のいろんなフェスの人が見に来ていたりするので、アーティストにとってはアピールの場所になるんです。

─2018年は上海の「ストロベリー・ミュージック・フェスティバル」など、最近はアジアのフェスにも多く出演されていますが、アジアのフェスの魅力は?

上海ではクルーがいつもと違って、その時だけの演出を考えました。地球型のモニュメントをタオバオで注文したりして、届くか怪しんでいたけど、すぐ送ってくれて。そういうのを含め、中国はスリルがあって、楽しい(笑)。あと個人的に遊びに行っているのは、タイの「ワンダーフルーツ」。そもそも欧米のフェスに行くよりも断然安い。欧米系パーティーなので外国人が多くてタイ語はほとんど使われていません。ほとんど晴れていて暖かくて、ごくたまにスコールが降るのがタイらしい。あとモーラムっていうタイのお祭り演歌みたいなものがあって、それに特化したステージがあります。そこは日本人のお客さんと相性いいみたいで、輪になって盆踊りを始めちゃうみたいな。他にも日本人におすすめなら、香港の「クロッケンフラップ」。日本からも近いし、街中で開催されるから移動も楽だし、ご飯も美味しい。夜はクラブがたくさんある坂(ランカイフォン周辺)で遊ぶと楽しいです。

─海外のフェスに行く時は、ステージ以外の時間をどう過ごしていますか?

夜は必ず街で遊びます。友達におすすめのクラブを教えてもらって、疲れていても意地で行く時もあるくらい(笑)。フェスに出演して、そのあとクラブで踊ってから屋台的なものを何か食べて、夜中の2時にホテルチェックインして、次の日が早朝移動でチェックアウトが5時みたいな。旅行中は無限のパワーなので。クラブは、その日のイベントによるし、ハズレを楽しむことも重要。日本でいうとどのクラブに似ているのか、海外からどんなアーティストが来ているのかな~、とか。そして合わなければサクッと次に行くのも重要。あとは古着屋さん。現地に住んでいる友達とか、フェスで会った可愛い子とかに教えてもらったところとかをチェックして、インスタ見て良さそうだったら行くかなあ。

─これから海外フェスに行こうとしている人にアドバイスを。

日本のフェスやライブに行くと、周りの人の目が気になってなかなかライブに集中できないことがあると思うんですよ。でも音楽はその人のためのものだから、自分自身が楽しむことが一番大事。海外のフェスとかクラブではそういう壁みたいなものがいい意味でも悪い意味でもないから、いろんな人が海外に行ってそういう体験をたくさんして、日本でも面白いイベントを見つけてほしいですね。

コムアイ
2013年からコムアイを主演とするユニットとして始動。メンバーはコムアイ(主演)、ケンモチヒデフミ(音楽)、Dir.F(その他)の3人だが、表に出るのは主演のコムアイのみとなっている。日常から浮遊した世界観をハウス、テクノ、チルアウトを踏襲した謎多きサウンドにフワフワ透明なコムアイの不思議なボイスで唯一無二の楽曲をお届け中。主演のコムアイは、VOGUE JAPAN WOMEN OF THE YEAR 2017を授賞、映画『猫を抱くもの』に女優として出演するなど、様々な活動を行っている。 2018年6月EP「ガラパゴス」リリース、10月より国内4都市含むアジア10都市を巡る「ガラパゴスツアー」を開催。国内、海外問わず活動の幅を広げている。Instagram @kom_i_jp

著者×編集者によるトークイベント開催決定!

5月23日(木)代官山蔦屋にて「THE WORLD FESTIVAL GUIDE」刊行記念トークイベント開催決定&フェスがテーマのフェアも実施中!

書籍内の主な収録内容

大型フェス+観光スポット案内

➢コーチェラ(アメリカ)、トゥモローランド(ベルギー)、グラストンベリー(イギリス)など大規模フェスをピックアップし、会場周辺の観光地情報もあわせて紹介

世界のフェスリスト

➢アメリカ、ヨーロッパ、アジア、その他エリアに分けて、100以上のフェスをテキストと写真で紹介

フェスファッションスナップ

➢世界中のフェス会場で実際に撮影したお洒落な来場者をスナップ

アーティストインタビュー

➢海外フェスシーンで活躍するコムアイ(水曜日のカンパネラ)とDJ KSUKEのインタビューを収録。日本のフェスとの違いやおすすめの海外フェスなども紹介

海外フェスグッズ紹介

➢海外フェス会場で実際に購入したアイテムを紹介。Tシャツや帽子といった一般的なものから有名ブランドとのコラボ商品といったレアなアイテムも

フェス用語集

➢海外フェスでよく使うワードを「出演アーティスト編」、「事前準備編」、「フェス会場編」にわけて紹介

海外フェスHOWTO

➢巻末には、チケットの取り方からアクセス、宿泊情報などの基本情報から、フェスの選び方から持って行くと便利なアイテムを海外フェス初心者にもわかりやすく紹介。さらに海外フェス初心者からよく聞かれる質問をまとめたQ&Aも掲載

著者情報:津田 昌太朗
1986年兵庫県生まれ。大学卒業後、広告代理店に入社。「グラストンベリー」がきっかけで会社を辞めイギリスに移住し、海外フェスを横断する「Festival Junkie」プロジェクトを立ち上げる。現在は、日本国内の音楽フェス情報サイト「Festival Life」、海外フェス情報サイト「feslavit」を運営しながら、雑誌連載やラジオ番組のパーソナリティなど、フェスカルチャーをさまざまな角度から発信し続けている。ワタナベエンターテインメント所属。Instgram @festival__junkie

書籍情報:THE WORLD FESTIVAL GUIDE |世界の海外フェス完全ガイド
発売日:2019年4月24日(水)
定価:1,600円+税 
単行本(ソフトカバー): 180ページ
詳細:https://hello-iroha.com/new_item/the-world-festival-guide/

THE WORLD FESTIVAL GUIDE 海外の音楽フェス完全ガイド
津田 昌太朗
いろは出版 (2019-04-24)
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