【ライブレポート】東京スカパラダイスオーケストラ @ SWEET LOVE SHOWER 2017

日差しが和らぎ、少し涼しい風が吹き始めた1日目のLAKESIDE STAGEに、世界を股にかけて活躍する日本屈指のパーティー・バンド、東京スカパラダイスオーケストラが登場。17年は全国ホール・ツアー『TOKYO SKA Has No Border』を回ってきた彼らだが、「SWEET LOVE SHOWER」 との関係は深く、07年から09年までは3回連続で出場。13年には日比谷野外音楽堂での「SWEET LOVE SHOWER 2013 in 東京」にも出演し、山中湖への登場は実に8年振りとなる。冒頭、スーツで決めたメンバーが手を挙げて続々登場すると、いきなり「Paradise Has No Border」をショートバージョンで披露。早速手拍子が生まれ、オイ!オイ!と観客の歓声が生まれていく。勢いそのまま「DOWN BEAT STOMP」で華やかな雰囲気を広げると、「久しぶりの曲やります!スペシャル・ゲスト、細美武士!!」とアナウンスして、なんとステージに細美武士が登場!彼がヴォーカルを提供した楽曲「Diamond In Your Heart」を披露する。この楽曲は両者が2013年のアメリカの「コーチェラ」で共演した縁で制作されたフェスとゆかりの深い楽曲だ。

その後は8年間の不在を振り返り、谷中敦が「ただいまー!」と伝えて会場を大きな拍手が包むと、「人の心の中には、音楽でしか洗い流せない部分が絶対にある。今日は戦うように楽しんでくれよな!」と告げて「Pride of Lions」へ。鍵盤ハーモニカのソロを経てはじまった「SKA ME CRAZY」では観客がジャンプして熱演に応え、「ペドラーズ」でもビートが加速して観客から手拍子が巻き起こる。「たとえ道なき道でも、信じた道をいこうぜ!」と「道なき道、反骨の。」を披露すると、最後は観客全員が肩を組んで「All Good Ska is One」で文字通り会場がひとつに。序盤から終盤までひたすらファンキーでアップビートなセットで魅了しながら真っすぐなメッセージを伝える、まさに東京スカパラダイスオーケストラの魅力が凝縮されたステージだった。

LIVE PHOTO

Text by 杉山仁
Photo by 古溪一道

東京スカパラダイスオーケストラ @SWEET LOVE SHOWER 2017
8/25(Fri)15:55〜 @LAKESIDE STAGE

1. Paradise Has No Border-short-
2. DOWN BEAT STOMP
3. Diamond In Your Heart
4. Pride of Lions
5. SKA ME CRAZY
6. ペドラーズ
7. 道なき道、反骨の。
8. All Good Ska is One

SPACE SHOWER SWEET LOVE SHOWER 2017

日程:2017年 8/25(金) – 27日(日)
場所:山梨 山中湖交流プラザきらら
公式サイト:https://www.sweetloveshower.com/
公式インスタグラム:https://www.instagram.com/spaceshower_sweetloveshower/

SWEET LOVE SHOWER 2017
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