【LIVE AZUMAインタビュー】地元密着型フェスが愛される理由。80店舗の出店に加え、今年はラーメン、アートも強化!

2022年に福島県で初開催された「LIVE AZUMA」は、2日で2万人以上を動員し、2日目はチケットがソールドアウトとなるほどの盛り上がりを見せた。そんな「LIVE AZUMA」が今年も開催されるということで、昨年に引き続き、佐藤将一(福島テレビ)、佐藤亮太(フライング・ベコ)、坂口和義(クリエイティブマンプロダクション)の仕掛け人3名にインタビューを敢行。福島に愛されるフェスを目指して開催した2022年の振り返り、そして2回目の開催となる2023年の展望を語ってもらった。

また後半には、今年からさらに力を入れるラーメンエリアや会場内のアートについて、担当者&アーティストからコメントも到着!「LIVE AZUMA」に参加予定の方はもちろん、どんなフェスなのか気になっている人は要チェック!

2022年主催者インタビュー記事▼

LIVE AZUMA主催者インタビュー「福島に愛されるフェスを目指して」

初開催から地元の人に愛された秘訣は?

-まずは初開催となった昨年の「LIVE AZUMA」の感想をお聞かせください。

坂口:昨年の10月は初年度にも関わらず2日目がソールドアウトするという最高のスタートになりました。天候にも恵まれてまさにフェス日和な2日間でした。

佐藤将一(以下、将一):昨年は初開催ということで、福島駅から会場までのシャトルバスがどれくらい混雑するのかなど読めない部分もあったので、お客さんの快適さを優先してチケット数は少し余裕を持って販売していたというのはあるのですが、地元の人がたくさん参加してくれて、多くの方から「快適に過ごせた」という声をいただけました。

佐藤亮太(以下、亮太):「LIVE AZUMA」としては初開催だったのですが、マーケットを中心にした「PARKLIFE」というイベントは2021年から実施していたので、1年目というより、2年目の感覚に近かったかもしれません。すべてが初めての体験という感じではなかったことが集客にも好影響だったのかなと思います。また今年もチケットの売れ行きはありがたいことに好調です。

-「PARKLIFE」の流れももちろんですが、実際に参加させてもらって、初開催ながら地元の方々から好意的に受け入れられている印象を受けました。

将一:私は福島テレビの人間なので、地元のいろんな声を聞くことが多いのですが、「PARKLIFE」で地元の方と一緒になってイベントを作り上げたことも良かったし、立ち上げ時から「地元密着」を打ち出していたので、たくさんの地元のお店が宣伝に協力してくれました。

もちろん福島テレビでも社をあげて広報活動をしました。今年は新しい試みとして、出演アーティスト発表前にチケット先行販売を行ったのですが、それも予定枚数を超える応募があったので、そういったところからもフェスとして信頼してもらっているんだなと、気が引き締まる思いで今年も準備しています。

坂口:駅前のお店はどこに入っても、ポスターが貼られていて驚きました。私は普段は東京におりまして、弊社がサマーソニックの主催でもある流れから、国内外の様々なフェスを拝見して勉強させてもらっているのですが、ここまで初開催時から地元を巻き込めているフェスは珍しいと思います。

亮太:自分は東京と福島を行き来しているので、両方の感覚で携わっているのですが、結果として地元のお客さんが全体の7割くらいで、出店者の多くが地元の方だったことも、そうやって「愛されている」と感じてもらえた要因かなと思います。

将一:もちろんまだまだこれからのフェスではあるので、地元の方々から愛してもらうことはもちろん、県外からも足を運んでもらえるフェスに成長できたらと思い、2年目も頑張っています!

アーティストの評判も上々!口コミがきっかけで出演?

-今年もレジェンドはもちろん、昨年に引き続きヒップホップ勢、さらに今年は海外からの参加も決定しています。

将一:集客だけでなく、今観て欲しいアーティストが名を連ねているので今からどんなライブが観られるのか楽しみです。

亮太:古今東西そうですが、やはり若い層にはヒップホップが盛り上がっているので、去年のヒップホップ勢の盛り上がりはそれを実感することができました。アーティスト同士のコラボも、もちろん事前にお約束しているわけではない部分もあったりしますが、こちらとしては狙っていたというか、そうなったら面白いなと思っていたので実現してとても嬉しかったです。

坂口:今年は台湾を代表するアーティストの一人、9m88(ジョウエムバーバー)にも出演してもらえる事ができるので、そういったアジアをはじめとした海外のアーティストも今後もっと紹介できるフェスになっていけたらと思っています。

またクリエイティブマンプロダクションとしても様々なフェスに携わらせていただいておりますが、ライブエリア(有料)は勿論のこと、マーケットエリア(無料)が盛り上がるフェスとしては、横浜の音楽とアートのカルチャーフェスティバル「GREENROOM FESTIVAL」に似ている雰囲気もあるなと個人的には感じています。東京で言う所の代々木公園や駒沢オリンピック公園のような、地域の人に愛されつつもゆったりとした空気が流れている公園内で、開放感のあるメインスタジアム含めて2ステージで展開します。両ステージ共にそれぞれの良さが出ているステージと景色なので両方楽しんで欲しいですね。

-アーティストの口コミで決まったアーティストもいたとお聞きしました。

坂口:そうなんです!細かいことは言えないのですが、昨年出演したあるアーティストが「あのフェスいいよ」と言ってくれたことがきっかけでブッキングがスムーズにいったということが実際にありまして。オーディエンスは勿論ですが、アーティストさん同士の口コミもフェスにとってはとても重要で、LIVE AZUMAのストレスの無いインフラ環境やフェスの雰囲気が、翌年以降のブッキングのしやすさにつながるということを改めて実感しました。去年はアーティスト同士のコラボなども多くあったのも主催者側としても嬉しい点でした。

-Dragon AshのステージJUBEEが登場するなど、個人的にもたくさんのハイライトがありました。

坂口:あれは素晴らしいコラボでした!ライブを終えてから色んなアーティストさんの声も聞くのですが、お世辞抜きに「来年以降もまた出たい!」と言ってくれる率が高かったかなと印象を受けました。もちろん地元関係者やフェス側のアーティストへのホスピタリティもありますが、「福島にこういった規模のフェスがなかった」「だからこそお客さんの反応も最高だった」と口を揃えて言ってくれて、本当にこの場所でフェスができて、我々自身がファンであるたくさんの素敵なアーティストさんのライブをお届けすることができてよかったなと、感謝と共に心底感じています。

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アート、ラーメンもパワーアップ!

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