津田昌太朗の海外フェスコラムvol.1 | フェスティバルライフ、リニューアルしました

海外フェス情報サイト「Festival Junkie」がリニューアルを控え、現在サイトを閉じているので、そちらで連載していた海外フェスコラムがFestival Lifeにお引越し。

というわけで、Festival Lifeでは、第1回目のコラムになるので、まずは自己紹介から。はじめまして、海外フェスを旅しながら「Festival Junkie」というプロジェクトを運営している津田昌太朗です。Festival Lifeは7、8年くらい前のブログメディア時代にボランティアライターとして関わりはじめました。しばらくしてからサラリーマンをしながら副業で編集長を任されていたのですが、グラストンベリーに参加したことがきっかけで急遽脱サラを敢行し、イギリスに移住するタイミングでFestival Lifeから離れました。

イギリスで暮らしていた2年の間に海外フェスを巡る「Festival Junkie」というプロジェクトを立ち上げ、サラリーマン時代に稼いだお金をすべて使い果たし(日本に帰る飛行機代も足りず、行く予定だったオランダのフェスのチケットを売って航空券を手に入れました)、一文無しになったタイミングで、これまた1円にもならないFestival Lifeを以前の運営者から引き継ぐことになりました。これが今から3年前の2015年のこと。引き継いだとはいえ、組織もコンテンツもゼロからスタートさせることになったので、サイトの名前を変えようと悩んだのですが、なんだかめんどくさくって、名前だけそのままに、サイトをリニューアルして真っさらな状態から運営をはじめました。

当時日本に帰ってきたばかりだったので、伝手もなければ、資金もない。わらにもすがる思いで、SNSで仲間を募ったところ、たくさんの人が力を貸してくれることになり(今でもそのときのメンバーが運営を支えてくれています)、紆余曲折がありながら、今日にいたるまで運営することができました。

運営しているとは言っても、特に大きな収益が出るような構造でもないので、自分で立ち上げた会社の一事業として(感覚としては自分の趣味・副業くらいの温度感で)運営を続けています。さらに代表である自分が1年の3〜4分の1は海外フェスを旅しているので、大手メディアのように多くのコンテンツを日々あげていくみたいなことはできませんが、フェス好きな仲間と一緒にできる限り多くのフェスに参加して、情報を集め、少しでも多くのフェスファンや音楽ファンが楽しんでくれるような、役に立つようなコンテンツを配信していけたらと思います。

そんな中、Festival Lifeは2015年以来はじめてとなるサイトリニューアルを行いました。リニューアルを機にメディアとして新たなフェーズに進みたいという思いもあり、このサイトの編集長をやりたいくらいの威勢のいい若者を探しています。編集部スタッフも随時募集していますので、ご興味ある方は、問い合わせからご連絡ください。

自己紹介が長くなりましたが、このコラムのテーマは海外フェスということで、今年参加する予定の海外フェスを紹介しておきます。

2018年参加予定の海外フェス

2017年の年越しはオーストラリアの老舗フェス「フォールズ・フェスティバル」で過ごし、1月はシンガポールの「レーンウェイ・フェスティバル」、2月は再びオーストラリアに戻り、「シドニー・シティ・リミッツ」、3月にはアメリカに飛び、オースティンの「サウス・バイ・サウスウエスト」、4月は「コーチェラ」に参加することになっている。5月以降もこんな感じで、海外フェスを旅する予定だったのだが、嬉しいことに夏に海外フェスをテーマにした書籍が発売されることになり、日本に戻って執筆活動に専念。

それが落ち着いたら日本の梅雨を避けて、ヨーロッパへ。今年は毎年参加しているイギリスの「グラストンベリー」がお休みということで、例年とは違った動きをしようと考え、7月にポーランドで開催される「オープナー・フェスティバル」を皮切りに、ローリングストーンズのヨーロッパツアー、スイス「モントルー・ジャズ・フェスティバル」、スペイン「マッド・クール・フェスティバル」とヨーロッパを横断。それから一度日本に帰国してフジロックでケンドリック・ラマーを拝んで、ヨーロッパにとんぼ帰り。次は北欧ノルウェーの「オヤ・フェスティバル」とハンガリー「シゲト・フェスティバル」をハシゴした後、成田空港から「サマーソニック」に直行して、チャンス・ザ・ラッパーの日本限定グッズを手にいれようと企んでいる。

こんなスケジュールを公開すると、「何がそんなに魅力なの?」「生き急いでるの?」なんて思われるかもしれない。もちろん海外フェスはこんなスケジュールを組んでしまうほどに刺激的で魅力の詰まった場所だと思うが、正直なところ、体力的にも経済的にもギリギリなわけで、その瀬戸際な感じが心地よくってやめられないのもあるのかもしれない。ある有名人がその年に稼いだお金のほとんどをギャンブルに使うと決めているらしいけど、自分も1年で稼いだ分を次の年のフェスにつぎ込むと決意して早数年。海外フェスがきっかけで脱サラしてからも、なんとか海外フェスを渡り歩きながら運良く生きながらえている。

というわけで、そんなギリギリな人生をこの連載で、好きな勝手にを書いていく予定。自分のSNSで情報発信することが苦手なので、ちゃんと人に見られる場所で、さぼらないようにきっちり記録を残していこうと思うので、お付き合いいただけたら。それでは今年もどこかのフェスでお会いしましょう!

Mad Cool Festival(Spain)

津田昌太朗
世界最大級の音楽フェス「グラストンベリー」に参加したことがきっかけで、広告会社を退職し、イギリスに移住。現地で仲間を集めて海外フェスを横断する「Festival Junkie」プロジェクトをスタート。現在は拠点を東京に移し、日本最大級の音楽フェス情報サイト「Festival Life」を運営しながら、世界中のフェスを巡っている。