【FREEDOM主催者MINMIインタビュー】女性&ファミリー目線、そしてサステナブルなフェスへ

MINMIデビュー20周年を迎えて

-今年はコロナ禍での開催となりますが、対策などは?

これまで会場には最大で1万7千人が入っていましたが、約5分の1の3千人に縮小し、お互いに距離を取ってもらおうと考えています。あと、音楽フェスではとてもさびしいことですが、お客さんは声が出せないというルールがあります。だから、アーティストのみんなと、お客さんが声を出さずにコミュニケーション取る方法を試行錯誤して考えています。地元の淡路島の方たちにも安心していただけるよう、慎重に安全策を打っていきます。

-今年のラインナップについてはどうですか?

今年もジャンルレスなフェスでやっていきたいとは思っているんですが、収容人数がたくさん取れないということもあり、規模はミニマムにしようと。地元の仲間やずっと支えてきてくれているアーティストを中心に選ばせていただきました。私自身がデビュー20周年を迎えるということで、今まで一緒に曲を作ってきた方、歌ってきた方とパフォーマンスしたいなと思っています。


-淡路島にゆかりのあるクリエイターとのコラボレーションも楽しみです。

淡路島出身のアーティスト清川あさみさんには今回、発表される新曲に纏わる作品をお願いしています。東京パラリンピック閉会式の総合演出を務め、2025年大阪・関西万博ではイベント全般を統括する小橋賢児さんも、淡路島に魅力を感じている一人。今回、クリエイティブアドバイザーとして入っていただいています。他にも、藍染めのアーティストでサーファーの永原レキさんも、アートを展示・販売してくれます。

-ワークショップなども楽しめるそうですね。

私も楽しみにしていますが、リサイクルのTシャツを作るワークショップがあって、過去のグッズや、着なくなったTシャツを持ってきたら、上からプリントして新しいデザインにできます。

-来年以降の展望は?

今回、淡路島が引き寄せるように、いろんな方の応援をいただき、「FREEDOM」を作れています。このつながりを続けていきたいです。(資金面の)課題はありますが、希望としてはなんらかの形で、淡路島でできたらありがたいなと思っています。

-最後に、あらためて淡路島で5年ぶりの開催となりますが、来場者やファンの皆さんにメッセージを。

この淡路島のフェスを通して、みなさんにすごく元気になってもらったり、次の未来、次の時代に向かって、何かインスピレーションを感じてもらえたらと思い、すばらしいミュージシャンたちとフェス開催をすることにしました。まだその日に予定がなかったら、ぜひお越しいただけたら!

インタビュー協力:神戸新聞
写真提供:キョードー関西

FREEDOM 青空 2022 淡路島


本企画は神戸新聞との共同企画で、神戸新聞の紙面、および公式サイト「神戸新聞ネクスト」にて、特集企画「フェス主義!祝祭の現在地」として連載されています。「サマーソニック」と「ラッシュボール」の開催の裏側にスポットライトを当てた記事や、「イナズマロックフェス」主催の西川貴教さんのインタビューも掲載中!

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