音楽フェスをそのまま配信可能に。MUSIC/SLASHがマルチ・タイムテーブル配信機能を2021年夏までに実装へ

株式会社SPOONが、同社が運営する最⾼レベルの⾳質による動画配信サービス『MUSIC/SLASH(ミュージックスラッシュ)』に、1枚の配信チケットで同時に複数のステージから配信されているコンテンツを自由に切り替えて試聴可能なマルチ・タイムテーブル配信機能を2021年夏までに実装し、サービスの提供を開始すると発表した。

MUSIC/SLASHは、2020年7月30日にキャリア初となる山下達郎のライブストリーミング『TATSURO YAMASHITA SUPER STREAMING』を手掛けたことでも話題を集めた動画配信サービスだが、今回新たに実装する「マルチ・タイムテーブル配信機能」とは、複数のステージで同時に様々なパフォーマンスが繰り広げられる音楽イベント、所謂「音楽フェス」を、そのまま配信することを可能にした画期的な配信システム。このシステムは、複数のステージにおいて、複数のタイムテーブル(スケジュール)でパフォーマンスが展開される音楽フェスを、丸ごとそのまま配信・試聴することができる。

この「マルチ・タイムテーブル配信機能」が実装されると、ユーザーは1枚の配信チケット(イープラスで購入)でMUSIC/SLASHが配信する対象配信番組にログインすると、音楽フェス会場で複数のステージを行き来するように、お目当てのアーティストの出演スケジュールに合わせてタイムテーブル間を自由に行き来しながら配信を楽しむことができるようになる。またMUSIC/SLASHの特徴である高音質とDRM(デジタル著作権管理)はそのまま反映された状態で配信される。

同技術は既に特許出願の⼿続きを済ませ、テストレベルで性能を確認しており、今後は様々な環境でのテストを行い2021年夏までにはサービス提供を開始する予定とのこと。

株式会社SPOON代表取締役 谷田光晴 コメント

平素は、弊社サービスであるMUSIC/SLASHをご利用いただき、誠にありがとうございます。
MUSIC/SLASHは、日本の音楽シーンにとってなくてはならない音楽フェスの開催が制限されている状況を、なんとかできないかと考え、昨年からこの技術の開発を進めて参りました。弊社は、2021年の緊急事態宣言が発せられてからコンテンツ配信事業を制限し、エンターテインメント業界の皆様のお手伝いができる技術開発を優先して参りました。本日こうして、皆さんの元にこの技術の発表、ならびにご報告ができることを大変ありがたく、そして嬉しく思っております。

この「マルチ・タイムテーブル配信機能」は、2021年夏にサービス提供を開始しますが、この機能を使って配信を行ってみたいという関係者の皆さんは、是非お問い合わせください。MUSIC/SLASHはそんな皆さんと2021年の夏、日本のエンターテインメントシーンにこの新しい配信形式によって「音楽フェス」を取り戻したいと考えております。

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