【香港Clockenflap】日本からもっとも行きやすい海外フェス「クロッケンフラップ」初心者&ビギナー向けガイド【アクセス・宿泊・服装・フード事情】

「国内フェスも楽しいけれど、そろそろ海外のフェスにも行ってみたい!」、「でも、ビギナーでも行きやすいフェスってどこだろう?」と海外フェスデビューを画策中の方にオススメなのが、毎年11月に香港で3日間にわたって開催される「Clockenflap」(クロッケンフラップ)です。

東京からだと直行便で4〜5時間のフライト、時差も+1時間と身体への負担も少なく、香港島のベイサイドで行われる“都市型野外フェス”なので会場へのアクセスもよし。アメリカ・イギリス・カナダなど欧米のアクトを中心に、香港・台湾・韓国から、そして日本からも毎年何組かのアーティストが出演しています。ロック・ヒップホップ・R&B・ポップス・・と幅広いジャンルを網羅したラインナップが魅力のフェスなのです。

今回は、近年クロッケンフラップにハマり香港の街に魅せられた奥浜レイラが、その魅力をご紹介します。

1. クロッケンフラップの推しポイント
2. チケットの購入方法
3. ロケーションと行き方
4. 服装と持ち物
5. オススメの宿泊エリア
6. 会場内外の飲食事情

1.クロッケンフラップのオススメポイント


海外へ行こうと思うとある程度のお金、時間が必要ですが、香港への飛行機はLCCも参入しているので、そこから便を選べば渡航費が安く抑えられます。そして香港には様々なランクのホテルがあり、ラグジュアリーな高級ホテルからゲストハウスまでスタイルに合わせて選ぶことができます。飲食店も高級店から庶民的な店まで色々ありますし、旅行費を比較的抑えやすい場所なのです。

長期の休みを取るのが難しい方でも、金曜に半日休みが取れれば、週末の休日を利用しての滞在が可能です。(ちょっと身体はきついですが!)金曜の夜からライブがスタートするので夕方の到着を目指すとして、帰りは日曜の深夜便に乗れば月曜の朝方には日本に戻れるので、3日あれば十分楽しめます。会場までも地下鉄やトラム、徒歩でも行けるのでレンタカーは不要。直前に行くことを決めても、手軽に遊びにいけるのが「クロッケンフラップ」なのです。

2.チケットを購入しよう


海外フェスへの最初のハードルはきっとチケット購入だと思います。「クロッケンフラップ」に関しては、オフィシャルサイトから購入します。(クレジットカードが必要です。)各日の1日券、3日通し券があり、早い時期に買うと割安に。フェスが近づくと値段が上がってGeneral Admission(一般のチケット)の3日通し券でだいたい1800香港ドルくらい。日本円にすると、だいたい26,000円弱くらいです。(2018年10月末のレートで1HKD=14.27円)

チケット数を選んで、BUY NOWをクリックすると10分間のカウントダウンが始まりますが、落ち着いて名前や住所など必要な情報の入力を。カウントがゼロになったらまた初めから入力することになりますが、何度もリトライできますし、回数を重ねるごとにスピードアップできるはず。住所の記入順が日本と違うので、あらかじめ確認しておくのもいいかもしれません。

海外からの場合は、チケット(リストバンド)は現地での受け取りになります。個人的には、クロッケンフラップで売り切れの文字を見たことがありません。なので、高い確率で当日券の購入もできるはずです。(私は昨年直前に行くことを決め早割がない時期になっていたので、現地で購入しました。)

3.ロケーションと行き方


数年前から香港島にあるセントラル・ハーバーフロントという、フェリー乗り場が近くにあるエリアが会場になっていて、ステージの後ろにはライトアップされた高層ビル街、振り返れば海を挟んで九龍サイドの夜景というちょっとロマンティックな環境。会場の入り口近くには観覧車もあり、目印になっています。規模はそれほど大きくなく、メインのステージと、その横にそんなに離れずもう少し小さなステージ、そして屋根付きのステージ(フジロックで言うところのレッドマーキーのような)があり、入り口から端まで歩いても10分くらいです。ライブのステージ以外にもアートスペースが点在していて、近年アートギャラリーも増えている香港らしい光景。以前はコメディのステージや映画の上映スペースもあったのですが、昨年はありませんでした。

島内は地下鉄で行き来できますし、深夜1時ごろまでトラムも走っています。地下鉄だと、中環(セントラル)駅から会場入り口まで10〜15分くらい、空港と香港島を繋ぐエアポートエクスプレスの通る香港駅はさらに近いです。ちなみに、香港駅には航空会社のチェックインカウンターがあり荷物のチェックインができます。また、地下鉄・トラム・バスでは「オクトパス」というチャージ式の交通ICカードが使えてとても便利なので、空港に着いたらエアポートエクスプレスの券売機で入手しておくのがオススメです。(トラムはお釣りが出ないので、オクトパスがないとちょっと不便です。)

4.服装と持ち物

都市型フェスなので、基本的には普段の服装(靴はスニーカーなど、クッション性のあるフラットシューズ推奨)で問題ないですが、夜は海風もあり少し涼しくなります。日中はロングスリーブのTシャツ、夜はパーカーや薄手のコートを羽織りましたが、天候によってはそれでも少し寒かったです。私が経験したクロッケンフラップでは必ず1日は雨が降り、寒くなったので合羽やレインポンチョは持っておくといいと思います。傘は持ち込めないので注意。入り口で荷物チェックがあります。

雨や寒さで困ったら、香港駅にあるショッピングモールへ。服が足りなくなったら、中環駅のあたりにZARAやH&Mなど手頃なショップもあるので調達も可能です。座る場所が少ないので、小さめのシートを持っていくと役立つかも。(ただし客席後方のみ、混雑時はたたみましょう。)

【Clockenflap 2015】香港クロッケンフラップ来場者スナップ

5.オススメの宿泊エリア


香港は街中にトラムが走っていて夜1時ごろまで運行しているので、会場近くではなく島の東西をゆっくり走るトラムに乗って、北角(ノースポイント)や屈地街(ウッティ・ストリート)まで行くと宿泊費は抑えられます。地元の方が利用する市場や飲食店も充実しているので、より旅行気分を味わえます。会場から徒歩圏内に宿泊したい方は、湾仔(ワンチャイ)から上環(ションワン)あたりで選ぶといいと思います。会場入り口まで徒歩だと20分強かかりますが、中環の海側は高級ホテルが多いので上記のエリアが現実的です。

中環の山側はお手頃なホテルも増えますが、徒歩で行き来すると坂も多いのでけっこう大変。一方通行が多かったり、場所によってはタクシーも使いづらいです。個人的には、湾仔はローカルの飲食店やマッサージ店もあり好きな雰囲気でした。上環は乾物屋街なので、賑やかで少し独特な匂いが漂います。

6.会場内外の飲食事情


まず会場内のフードエリアですが、ピザやハンバーガー、タイ料理、ベトナム料理などいわゆる“海外のフェス飯”という感じではありますが充実しています。ただ、中華や香港らしい食事はありません。
どのお店もだいたい1000円前後〜と、日本のフェス飯を想像して行くと値段が高く感じると思います。ドリンクも少し高いです。ビールはサイズが大きいですが900〜1000円くらい。他にもワイン、カクテルなどのアルコールはありますが値段は高め。こういう時、日本のフェスは天国だなと感じます。

入り口で荷物のチェックがあり、アルコールの持ち込みはできません。それから、会場内の飲食店で現金は使えません。リストバンドにお金をチャージをして、そこから支払います。旅行者は、リストバンドにお金を残してしまうと、払い戻しに手数料がかかり損をするので、多額を一気にチャージせず無くなったらチャージしに行くのがオススメです。カウンターはそんなに並びません。物販もリストバンドで購入できます。中華が食べたい場合は、外で食事をしてから入場を。

会場近くにはワゴン飲茶のお店が入った香港シティ・ホールもありますし、中環の裏通りを歩けばクラシカルな老舗飲茶レストランもあります。私は香港では食べることも楽しみのひとつなので、いつも終演後どこに食事に行こうかと考えて会場内では食事は我慢。日曜は定休のところも多いので要注意ですが、そんな時は香港式のファミレス「茶餐廳(チャーチャンテン)」が便利。香港に30店舗以上ある翠華レストラン(通称スイカレストラン)なら夜食も食べられます。せっかくですから香港飯も楽しんでみてくださいね。

海外フェスは行ってみるまでは不安が多く、ハードルが高いかもしれません。私自身は海外フェスに行くようになって、自分の目の前にある世界が一気に広がり、日々の楽しみが増えました。海外の景色、オーディエンスの中で観るライブは、音楽の楽しみ方はひとつじゃないと自分の価値観を広げてくれます。この記事が、海外フェスへの初めの一歩の助けになると嬉しいです。

Clockenflap HONG KONG’S MUSIC & ART FESTIVAL

日程:2018年 11/9(金) – 11/11(日)
場所:香港 Central Harbourfront
公式サイト

奥浜レイラ
2006年より日本テレビ『ズームイン!!SUPER』レポーターとして活動開始。その後スペースシャワーTVやテレビ神奈川、bayfmなどでVJ・DJとして洋楽を紹介。2008年からはサマーソニックのステージMCを担当し、プライベートでも国内外のフェスに足を運ぶ。映画ファンで、観客として舞台挨拶の司会者として映画と毎日関わっている。ヴィンテージショップが好き。

過去レポート

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