コロナ禍で見えた、地元・ファンとの“絆”
—2020年と2021年のコロナ禍は、フェスシーン全体にとって大きなターニングポイントでした。
2020年は、右も左もわからないまま中止とさせていただきました。2021年は、開催するぞという強い気持ちで準備していましたが、開催が迫り県からの要請もあって断念しました。
—あの状況での判断は難しかったと思います。
正直、やめたら数億単位の損失でした。でもいろんなことを鑑みて直前での中止を決めました。そうしたら意外なことに、お客さんから「ナイス判断だった」「今年はやめたほうが来年続く」というような声が届いて。モンバスに来てくれる人たちが、ちゃんとフェスの未来のことを考えてくれていたんだと感じました。
—その後、クラウドファンディングが大成功しました。
中止になって在庫として抱える大量のグッズやフェスの損失を埋めるためにクラファンを立ち上げたら、そのプラットフォームで全国でもトップクラスの支援数(約6,000万円)をいただき、本当にびっくりしました。それが“ロックフェスの未来をファンが救った”という形になって、ポスターが作られたりもして。
—すごいですね、ファンの人や地元の人たちの支えが形になって現れたと。
そうなんですよ。クラファンでの支援とグッズを購入してくださったファンのみなさんのおかげで、ピンチをなんとか乗り切れました。本当に地元の人や、モンバスを愛してくれるファンの方がフェスの未来を救ってくれたと今でもそう思っています。
より地元・ローカルに根付いたお祭りへ
—初開催から四半世紀を過ぎて今年で26年目になります。これからのモンバスが目指す方向はどのように考えていますか?
四国でミュージシャンを目指して音楽をやっている人が、「モンバスに出る!」ということを一つの目標にしてもらえる存在で居続けるということですかね。四星球が一番わかりやすい例かもしれませんが、目標にしてもらうフェスであり続けるためにフェス側としてもアップデートしていかなければいけないと思います。“誰のために!何のために!やっているのか”をブレずに考えること。そうやって信頼を積み重ねていくことが、これからのフェスの在り方だと思っています。”地元のお祭り”ということを言ってもらいましたが、そういった意味でも主催者としてのしっかりした意識、フェスに来ない人からもいい認識をしてもらえるように心がけていきたいです。モンバスのポスターを地元のおじさんが頑張って貼ってくれてたり、関係者の方が「俺が関わってるんだぞ」と胸を張って言ってもらえるような、「そういうこと」を大事にするフェスでありつづけたいです。
あと、お客さん目線で言うと、あえてオシャレな都会型にしないことも大事にしています。”どこかの真似をするのではなく、不便なものは不便というか、例えば会場内は電波もないし、フェス会場の周りに立派な施設があるわけでもないし。音楽と向き合うしかない!ありのままの環境を大切にしています。そういった四国ならでは、ローカルならではのフェスの面白さを追求して、地域に根ざした、ファンと一緒に育てていくフェスじゃないと残っていけないと思っています。
—今年の開催も迫っていますが、参加するファンや今参加を検討している方にメッセージをいただけますでしょうか?
地元アーティストを含め、全アーティスト見てほしいですが、楽しみなステージでいうと、aiko さんの野外フェス初出演はぜひ味わってほしいですね。そして新しい音楽に出会ってくれれば、それ以上望むことはないです。毎年来てくれている方はもちろん、はじめて来るという方も多いので、四国らしい自然に囲まれた環境やフェス飯も満喫して帰ってください。
—最後にFestival Life×JALで「フェス旅」という旅のスタイルを推奨しているのですが、モンバスとあわせて訪れたい場所やお店などあればぜひ教えてください。
JALさんにはモンバスはお世話になっていて、空港にポスターを貼り出してくれたり、クルーTシャツでお客さんやアーティストを空港で出迎えてくれているので、高松空港を使って来られる方はぜひチェックしてほしいですね。
あと観光スポットとしては、ベタかもしれませんが、香川のうどんは県民・地元民にとって本当にソウルフードなので、いろんなお店を訪れてください。あと個人的には初回の開催で会場として使わせてもらったレオマワールドもおすすめです。遊園地・プール・宿泊施設などたくさん楽しい施設があります。「フェス開催時には駐車場としても利用させてもらっているのですが、遊園地としてもも面白いのでぜひ。あと今年は瀬戸内国際芸術祭の開催時期とも重なっているので前後で訪れてみてください。モンバスきっかけで、四国全体を楽しんでもらえたら嬉しいです。
JALスタッフコメント
JALは今年もMONSTER baSH(モンスターバッシュ) を応援しています。オフィシャルツーを申し込みいただくと、JAL×モンバス オリジナルフライトタグをプレゼント!開催地・まんのう町が「ひまわりの里」として知られることにちなんで、ひまわりをモチーフにデザインとなっています。初のコラボオリジナルグッズなのでぜひゲットしてください!
出演アーティスト
8月23日(土)
aiko
AKASAKI
ammo
カメレオン・ライム・ウーピーパイ
Chimothy→
超能力戦士ドリアン
go!go!vanillas
ハルカミライ
Hump Back
jo0ji
KANA-BOON
氣志團
Kroi
眞名子 新
MAN WITH A MISSION
マキシマム ザ ホルモン
森山直太朗
muque
My Hair is Bad
小山田壮平
PEDRO
離婚伝説
RIP SLYME
SHISHAMO
シャイトープ
SIX LOUNGE
菅原卓郎SESSION2025
This is LAST
T字路s
友成空
打首獄門同好会
8月24日(日)
あいみょん
FRUITS ZIPPER
ガガガSP
ハンブレッダーズ
川崎鷹也
コレサワ
KUZIRA
LONGMAN
マルシィ
丸山純奈
MONGOL800
なきごと
PIANO baSH performed by 清塚信也
礼賛
レキシ
サバシスター
さかいゆう
Saucy Dog
終活クラブ
シンガーズハイ
スキマスイッチ
SUPER BEAVER
Survive Said The Prophet(Acoustic Set)
四星球
竹原ピストル
Taku Muramatsu four color sessions
Tele
冨岡 愛
UVERworld
八生
ズーカラデル
MONSTER baSH 2025 JAL OFFICAL TOUR詳細
日程:2025年8月23日(土)~8月24日(日)
発売日:6月9日(月)
券種:各日1日券、2日通し券
ツアーのポイント:
①MONSTER baSH(モンスターバッシュ) 2025 1日券または2日通し券付き
②JAL×モンバス オリジナルフライトタグ付き
③先着100名限定!お一人様5,000円割引 ※なくなり次第終了
ツアー詳細
10月沖縄「MIYAKO ISLAND ROCK FESTIVAL 2025」にBRAHMAN、かりゆし58ら出演。優先入場チケット付きオフィシャルツアーも販売スタート
150以上のフェス情報を掲載!「フェス旅 日本全国音楽フェスガイド」4月発売決定。10-FEET、西川貴教、TOSHI-LOWのインタビューも収録