レポート

音楽の街・福岡で開催される贅沢なフリーフェス「MUSIC CITY 天神」をレポート!

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9月24日(土)、25日(日)の2日間、福岡県の天神エリアで開催された「MUSIC CITY 天神」に、福岡県出身のスタッフが参加してきました。今年も大盛況で幕を閉じたこのフェスの様子をお届けします。

「MUSIC CITY 天神」とは…

Photo by Official

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9月は「福岡ミュージックマンス」と呼ばれ、福岡県内で「SUNSET LIVE」や「中洲ジャズ」など、さまざまな大型音楽イベントが開催されます。そしてその1ヶ月のオオトリを務めるのが「MUSIC CITY 天神」です。

今年で15年目を迎える「MUSIC CITY 天神」 は福岡の繁華街・天神エリアで開催される入場無料のフリーフェス。学校帰りの学生や通りがかりの家族連れなど、老若男女が気軽に参加できるのも魅力のひとつ。また毎年出演者も豪華であることから、福岡を代表するフェスとして福岡の音楽ファンはもちろん、長年地域に愛されています。

メインステージは市役所前!?まさに音楽の街となった天神!

Photo by Official

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「MUSIC CITY 天神」の一番の特徴は繁華街のド真ん中で開催されること。メインステージが設営された「ふれあい広場」は福岡市役所の目の前にあり、ここで多くのアーティストが爆音を鳴らします。この気持ち良さは、他のフェスではなかなか味わえません!こういった環境からも、福岡という街の音楽に対するポジティブな姿勢が垣間見えます。

さらにサブステージも百貨店・岩田屋本館の入り口や、立ち並ぶファッションビルの中に設営されています。少し歩くとステージ、あの角を曲がるとまたステージという感じで街のいたるところで音楽が鳴っており、この2日間の天神はまさに「音楽の街」となります。

またメインステージや天神駅の大型ディスプレイでは協賛である岩田屋の天神開店80周年CMが流れていたのですが、こちらも地元愛溢れる素敵な映像。天神の人々が「さわって・変わって/スピッツ」を歌い紡ぐCMで、人や企業を含めた「街」が音楽を愛しているのが伝わります。(ちなみにスピッツのVo. 草野マサムネさんは福岡県出身!)

IWATAYA 80 ~天神の人たちと歌いつむぐミュージックビデオ~

食べて楽しい!呑んで楽しい!

mct_zen02福岡といえば「ご飯やお酒が美味しい街」というイメージを持っている方も多いと思いますが、「MUSIC CITY 天神」もその期待を裏切りません。メイン会場の飲食ブースには、人気店がブース出店しており、福岡の”食”を楽しむことができます。

また天神は若者に人気のオシャレなカフェやファッションビルが多くある街ですが、ラーメン屋も軒を並べます。メインステージから歩いてすぐのところには1杯280円のラーメンが人気の『ラーメン膳』もあり、小腹が空いたらラーメンを食べに行けるのも福岡のフェスならではです。

天神の街を沸かせた豪華出演者のライブをピックアップしてレポート

チャラン・ポ・ランタン
9月24日(土)17:40~ @メインステージ

24日(土)夕方のメインステージには唄とアコーディオンの姉妹ユニット、チャラン・ポ・ランタンが登場。老若男女が集まるフリーフェスなこともあり、9/14にリリースされたばかりのカバーアルバム『借り物協奏』からアジアの純真(PUFFY)、恋のバカンス(ザ・ピーナッツ)、サウダージ(ポルノグラフィティ)など、名曲カバーを立て続けに披露。聴き慣れたメロディが、アコーディオンのサーカスサウンドによるアレンジで”チャランポらしさ”をまとい、チャラン・ポ・ランタンの魅力が天神の街に響き渡ります。「無料なんだから~!(CDを買って)」という辛辣なマイクパフォーマンスもありながら、最後の曲「ムスタファ」では唄担当の妹・ももがスタッフに肩車されて会場内を練り歩くなど、エンターテイメント性とサービス精神を欠かしません。フラッと遊びに来て偶然見かけた人のハートさえも、がっちり掴んだパフォーマンスでした。

浅井健一(アコースティック・セット)
9月24日(土)19:00~ @メインステージ

初日のヘッドライナーとして登場したのはベンジーこと浅井健一。青春時代にBLANKEY JET CITYに熱中していたであろう年代の観客が終始目を輝かせました。序盤から「海を探す」、「僕の心を取り戻すために」、「ロメオ」、「幸せな人」など、BLANKEY JET CITY時代の名曲を披露するなど、往年のファンにとってはヨダレが出るようなセットリスト。子ども連れで遊びに来ていたファンも多く見られましたたが、子どもも両親と同じように目をキラキラさせてステージを見つめていました。ベンジーらしく、口数少なくクールなステージングでしたが、そのカリスマ性を十分に見せつけてくれました。

STEPHENSMITH
9月25日(日)13:05~ @メインステージ

日曜日の昼下がり、小雨が降る中、福岡県出身の3ピースバンドSTEPHENSMITHが登場。今回はサックス、キーボード、ギターの3名のサポートを加えたスペシャルセットでのステージとなりました。穏やかで優しいメロディが、スペシャルセットによる重厚なサウンドとなって心地良く会場を揺らします。最後の曲として初の全国流通盤『Sexperiment』から「皺寄せ」を披露し、地元のバンドらしくアットホームな雰囲気の中、最高にハッピーな空間を創り出してくれた彼ら。これからは東京での活動が中心になるらしく、今後どのように全国に名を馳せてくれるのか、とても楽しみになるステージングを見せてくれました。

七尾旅人
9月25日(日)18:50~ @メインステージ

2日間のオオトリには七尾旅人が登場。サウンドチェックから即興の「うどんのうた」を歌って会場を沸かせると、ツイッターでの宣言通り予定されていた開演時間より20分ほど早めにスタート。ここからが七尾旅人ワールドの始まりです。

さまざまな楽器やエフェクターを駆使して、その場で音楽を作っていくスタイルで、観客との距離も近く、フェスのオオトリとは思えないほど自由な空間を作り上げていきます。名曲「サーカスナイト」では『This is 七尾旅人!』『繰り返される諸行無常!よみがえる性的衝動!』と向井秀徳の名フレーズを挟んだり、「Rollin’ Rollin’」では会場の子どもをステージに上げて一緒に歌ったりと、ルール無用のやりたい放題。この自由さこそ「MUSIC CITY 天神」らしさでもあり、そんなフェスの意志を体現した七尾旅人のパフォーマンスは、まさにオオトリにふさわしいものでした。

「MUSIC CITY 天神」の魅力、福岡の魅力

最後に15周年特別企画として制作されたサウンドアーティスト清川進也氏とMUSIC CITY TENJINのコラボ映像「NOBOSEMON」をご紹介!

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今年で15周年を迎えた「MUSIC CITY 天神」は、福岡の食、酒、音楽が堪能できる贅沢なイベントです。興味を持たれた方は、ぜひ来年足を運んでみてください!

Text by Riku Kawasaki
Photo by Official & Riku Kawasaki

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MUSIC CITY 天神 2016

日程:2016年9月24日(土)、25日(日)
会場:福岡 MCT MAIN STAGE(福岡市役所西側ふれあい広場)ほか
公式サイト:http://www.musiccitytenjin.com/

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